連載「変わるトヨタ~次世代に向けて~」(4)TNGA前夜
コメント
注目のコメント
記事にもあるけど、TNGAは複数車種の一括企画と共通化なので、部品スペックは上に、価格は下に揃える必要がある。この点は部品メーカーにとって、今迄以上に大きな負担になるだろう。
今トヨタではTier1から再編してるけど、共通化の負担以上に規模のメリットを大きく受ける為、Tier2以降の再編が加速するはず。TNGAに限らず、VW・MQB、日産・CMFでもそうだと思うが、共通化によって各モデル単位でやっていた開発がまとめられ効率化されると言われるが、逆に最初の共通化設計はとても難しい。緋色さんがコメントされている部品スペック・価格、またモジュール単位でのサイズなども、異なるサイズの車で使われるために、一定の冗長性がありながら冗長過ぎない設計が必要。そうすると下記引用部にあるように、最初の開発が膨大になる。
車に限らず、どんなプロジェクトマネジメントでもそうだが、共通部があり、それが大きければ、そこにシステミックリスクがある。リスクなので発現するとは限らないが、昨今のリコールなどもその例だろう(もちろん過度にリスクを強調する気はなく、ただひたすらに奥深い世界と感慨にふけってしまった…)。
『気がかりなのは、開発の初期段階から同時進行させなければならない開発テーマが大幅に増加している点だ。』