2022/7/16
カリスマVCが直言。「暗号資産は終わらない」6つの理由
今年初め、暗号資産は好調な出だしを切ったように見えた。しかしいまや、状況は大きく変わっている。
6月第3週、ビットコインは過去18カ月で最安値を記録し、イーサリアムの価値は11月のピーク時の約4分の1になった。大手取引所コインベースの株価は今年に入って79%下落している。
これは一時的な落ち込みにすぎないのか、それとも完全なる暴落なのか。
シリコンバレー最大のベンチャーキャピタルの1つ、アンドリーセン・ホロウィッツのゼネラルパートナーであり、暗号資産投資の第一人者としても知られるクリス・ディクソンが、この春に起きたことを振り返りながら、暗号資産の未来を展望する。
*本記事では、米ニューヨーク・タイムズのPodcast番組「Sway」で、6月16日に掲載されたインタビューを独占翻訳してお届けする。聞き手は「Sway」パーソナリティーのカラ・スウィッシャー。
INDEX
- 1.暴落は暗号資産だけの問題ではない
- 2.投資家は暴落に動じていない
- 3.暗号資産規制の議論が進んでいる
- 4.暗号資産はシステミックリスクではない
- 5. 暗号資産の未来は「Web3」にある
- 6. 暗号資産が「富の格差」を解決する
- ドーシーの「Web3批判」に応える
- 5回の不況を経験して思うこと