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超高齢化社会に「ハイスキル看護師」、一部診療行為も

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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    NPの存在は、こちら米国ではすでに欠かせないものになっており、私の入院診療チームにもクリニックにもNPが在籍しています。医師だけではまわらなかった仕事もNPの存在でまわるようになっているシーンも多く見受けられます。

    例えば、初診は医師が担当し、その後の細々とした経過観察はNPが担当するといった役割分担が行われており、適材適所で人材配置が行われています。こうすることで、医師は本来なら1週間に1回診察する必要があった患者さんを1ヶ月に1回のみの診察とし、残りはNPの診察とすることができます。医師はその分、より多くの複雑な患者の対応に集中することができます。

    あるいは、クリニックによっては医師とNPが医師の監督下で同時並行で診察し、2倍の患者数の診療を行うといったスタイルも見られています。

    「超高齢化社会」という点では、高齢者診療の現場では医師のスキルを必ずしも必要としないことも多く、看護や介護、リハビリなど多職種アプローチが必要なシーンが増えます。そんな中、医師に近いスキルと看護スキルを併せ持ったNPのスキルが活きる場面も数多くあります。

    NPは日本ではまだまだ聞き馴染みはないかもしれませんが、私が日本にいた4-5年前の時点ですでに日本国内でNPと働く機会もあり、助けられていました。少しずつこうして認知やマンパワーが増えていけばよいと思います。


注目のコメント

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    専修大学 商学部教授

    「高度医療を学び、NP(Nurse Practitioner)の資格を取得すれば、一定レベルの診療行為を行える」ことは一歩前進ですが、できることはごく限られています。

    「特定行為とは」(厚生労働省)
    特定行為は、診療の補助であり、看護師が手順書により行う次の38行為。
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000050325.html

    今後は活動範囲が拡大することが望ましいと思います。高齢化社会により医師不足が言われる中においても、日本の法律はほとんどすべての医療行為について「医師の直接の監督下で実施する」ことを求めています。医師の人材難をいうのなら、日本において規制改革が必要でしょう。

    米国や欧州では初診はかかりつけ医療機関が担当し、専門病院でのいきなりの受診は制限されています。日本では、専門医での初診には費用負担が求められるようになりましたが、いまもほとんどの専門病院が初診を受けているはずです。また医師の資格のない方による医療行為(初診)は認められていません。

    米国では州によって違いがありますが、おおむね「かかりつけ(初診)」担当は必ずしも医師 (MD: Medicine Doctor)である必要がなく、特定看護師 (NP)にも医院を開業する資格を与えています。専門医と比べて一般に低料金で初診を受け入れています(ただし米国は基本的に自由診療)。「かかりつけ担当」は専門医療機関に比べると専門性が低いため、当然にその病院で完結しないことが前提ですが、専門医の適切な紹介が重要な仕事と認識されています。

    米国では、基本的に公的な保険がない代わりに民間医療保険がその役割を担います。医療保険は低額なものから高額なものまでありますが、低額な医療保険には様々な制限を加えています。例えば、カバーできる疾病に制限を加える、使える医薬品に制限を加えるなどのほか、医師資格をもたない「かかりつけ医療機関」を指定することもあります。

    やはり州によりますが、多くの州で、医師の診断を経ず、医師の監督下にない状態かつ副反応が発生した際に医師と連携が取れる体制の整備を整えたうえで、薬剤師の判断で予防接種を行うこともできるよう、かなり前に法改正されています。これにより、新型コロナワクチン接種時には迅速な対応が可能でした。


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    日本医療政策機構 政策研究大学院大学

    医師j免許があれば、その医師の臨床スキルがナースより優れているというわけでもないだろう。
      医師は、医療人・チームの中では責任者として、教育、臨床医研修などを受けるのだ。だから大学生のころから意識しているかはどうかは別として、そんな責任感を意識・無意識でも感じ、また持ちながら、成長していく。時には勘違いする医師もいるだろうけど、。
      それは患者さんからも社会からも期待されているし、そんな周囲を感じながら教育を受け、研修、実践をしてきているのが医師だった。相手は中の人間なのだ。それが医師免許の意味だろう。
      臨床の判断、スキルには実際のとても経験は大事だ。頭の中だけではできないことは多いのだ。
      ナースも同じような教育と訓練は受けているが、患者への責任、という点ではちょっと違うだろうね。
      だからこのようにナースにも「診療行為」もできる手技はある、特定の手技が上手な人達も多い。だから「責任」という点からいうと、それは医師の判断にもよるだろうね。何かが起こったときの責任は誰か、これをしっかり整理していないと、官j社会ではどうなのか、これが民主的プロセスで許されるのであれば、この主張は受けいれられるだろうね。
      だからその判断は、一人一人の患者さんにとって「医師の責任で」、「そのナースには任せられる」という「判断のある場合」、といった条件を付けになるのだろうね。
      結局は、何かが起こったときに「誰が責任者なのか」を明確にしておく必要が条件だろうね。患者さんと家族の了解は言うまでもないが、、。
      そして、仮に初めてもその条件、責任、レビューなどを欠かさないことだ。


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