日銀はラーメン代から何学ぶ? 苦渋の値上げ、絞る知恵
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物価というマクロ経済の話に対し、ラーメン代というミクロ経済の話を引き合いに出す。そんな記事を掲載する新聞が、「経済新聞」を名乗るとは…
牛丼の値段が下がったことでデフレ経済を語っていた頃と、世間は何も変わっていないですね。デフレ時はCPIを議論したがり、インフレ時はRPIを議論したがるものです。つまりウェイト付けした消費者物価か、モノやサービスそのものの小売物価か。
小売物価に対する感覚がインフレ期待を醸成するからこそ、大抵、CPIよりも物価の実勢は強いと感じるわけです。
路地裏派ではありませんが、RPIまで至らずとも、特定の財やサービスの価格トレースには意味があると思います。ラーメンを取り上げて物価上昇を論じたことに批判が強いようですね (@@。
日経新聞に何の義理もないですが、ラーメンを使って物価上昇を誇張するのが趣旨でなく、値上げ(≒インフレ)を目指すに当たって顧客(≒国民)の理解を得る努力が重要、というのがラーメン店の例え話であるように感じます。
物価上昇は直感的に国民に嫌われますが、マクロ的に見れば物価が上昇し賃金が上がり投資が進む状況の方が結局は国民を豊かにすると信じて日銀はインフレを目指している筈で、それを国民が理解すれば物価上昇も受け容れられる、というのが記事の本旨じゃないのかな (・・?
「ゴールが同じ値上げ(物価上昇)でも、カギは人々の納得感だ。それぞれの長短を見せ、よく知ってもらってこそ、望ましい選択へいざなうことができる」つまり、人々に嫌われ易いゴール(=インフレ)を目指すなら、インフレの長短を人々に分かり易く説明し、物価上昇の利点を納得して貰うことが成功の鍵、というのはその通りだと思いますけれど・・・ (・・;