京都の上場VC、総会で株主提案可決 経営陣全員交代
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注目のコメント
株主提案の完勝です。
それにしてもここまで現経営陣を木端微塵に退け、キレイに株主提案が通るというのも聞いたことがないと言いますか、衝撃的な結末です。
もちろん、現経営陣にいろんな意味で甘さがあったのは確かですし、株主側の事実認識は否定するのが難しい状況でした。
これで首尾よくうまく行くかどうかは、また別の問題ですが、資本市場という開かれた場で経営陣と株主の双方が世に問い審判を仰ぐことは(これまでの日本ではタブー視されていましたが)経営陣に規律と緊張感を与え、ガバナンスの質を上げる好機になり望ましい姿です。金武偉氏、マンティス・アクティビストがフューチャーベンチャーキャピタル(以下FVC)に対して、経営陣全員交代を求めた株主提案が可決されました(金氏の株式保有割合は9.97%)。これを受けて本日の終値は年高の815円で前日比+9.69%となっています。
金氏はFVCの課題として、①ファンド数の多さ、②投資領域の狭さ、③手数料依存体質などからファンドパフォーマンスが振るわず、株価も低迷しているとの指摘。
それを解決するために①細分化モデルとの決別、②投資領域の拡大、③リターン重視への原点回帰に向けて、自らが代表取締役社長に就任、経営陣も全員交代して取り組んでいくというものでした。
株主提案:https://www.fvc.co.jp/item/news/sites/2/ir20220407.pdf
【独自】私が京都の上場企業で「社長交代を狙う」理由(NPが金氏にインタビューしています)
https://newspicks.com/news/7064716日本の上場企業にもこういった株主提案が通る事例が出てきた事に驚くと共に、上場している以上、起こり得る事が起きたという事だと思います。VCはある意味経営者次第ですので、経営陣が変わる事で上手くいくのかは分かりませんが、株価を見る限り期待値が高まっていますね。
どんなスタイルに変わっていくのか、今後注目して行きたいです。