2022/6/17

【解説】アメリカが大幅利上げ。さて「円安」はどうなる?

NewsPicks 編集長
その「0.25ポイント」の差が、事態の深刻度を表している。
6月15日(現地時間)、アメリカの連邦制度準備理事会(FRB)は0.75ポイントの利上げを決めた。
これまでFRBは、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での利上げ幅が0.5ポイントになるとの見解を示してきた。
ところが、今週に入ってから「0.75ポイントになる」との情報が拡散され、アメリカではリスク回避の株売りが広がった。
「0.25ポイント」の差はわずかに聞こえるかもしれないが、金融政策の世界ではとてつもなく大きな違いだ。
なぜ、FRBは利上げ幅を従来の予定から「0.25ポイント」引き上げたのか。円安にどう波及するのか。
ポイントを3つに絞って解説する。
INDEX
  • ①「0.75」利上げの背景
  • ②金利はどこまで上がる?
  • ③「円安」はどこまで進む?