出光、山口製油所を23年度に停止 原油処理能力1割減
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ガソリンスタンドはピーク時(1990年代)の6万カ所から既に3万カ所に減少しています。
日本はEVが普及していないのになぜ?…と思われるかもしれませんが、ハイブリッドも含めた車の燃費が急速に改善したのが原因です。
私は結構前から、全国にはガソリンスタンドがない町村が急速に増えているので、自宅充電できるサクラのようなEVにチャンスがあると言ってきましたが、この感覚はガソリンスタンドが豊富にある都市部の住民には分かりません。
社会全体の脱ガソリンの流れが進むと、地方を中心に「(自宅充電ができるEVに較べると)ガソリン車は不便」ということになり、CNの合成燃料などの普及も難しくなるかもしれません。
日本の自動車産業を守るためには「内燃機関×合成燃料」は切り札になるはずですが、そのあたりの戦略が政府にも企業にもあまり見られないのが不思議です。【経済】化学会社勤務の身としては川下の誘導品にどのような影響を与えるのかが気になるところ。立地的には宇部興産が影響を受ける感じかな?石油化学大手の多くは2010年代にエチレン・プラントの統廃合を実施して、海外移転やファイン・ケミカルへのシフトを行っていたので、石油元売りの石油精製プラントの統廃合も順次進んでいるはずで、出光の撤退の意思決定は遅すぎるようにも思う。
出光興産は38%を出資する西部石油の山口製油所を停止する方針を固めたとのこと。今年1月にはエネオスが23年度中の和歌山製油所機能の停止を発表するなど、国内拠点の閉鎖が相次いでいます。
「山口製油所は精製設備の停止後も閉鎖はしない方針だ。燃やしても二酸化炭素(CO2)を出さない水素やアンモニアなど、今後の需要拡大が見込まれる次世代エネルギーの受け入れ基地に転換することを検討する。」
出光のリリースはこちらです:
https://www.idemitsu.com/jp/news/2022/220614.html
ENEOS、和歌山製油所の機能停止へ 来年中にも 国内需要減で構造改革不可避と判断ー産経ニュース(2022/1/24)
https://newspicks.com/news/6612555