IoT市場で勝てるのか、事業の本気度をインテルに聞いた(インタビュー&トーク)
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最近IoTに力を入れているIntel。下記が方向性。標準化で市場を制してきたIntelとしては、大きな方向転換だと思っている。ただ、それを処理するのはサーバーだし、セキュリティのMcAfeeも持っている。IoTはIntelが本命かもとも思う。
なお、QuarkというのはCoreとかみたいなシリーズ名で、下記にPickした記事に言及されているEdisonが、i3みたいなカテゴリー名かHaswelといったアーキテクチャ名に相当しているのだと思う。
『確かにハイエンドのプロセッサーとはやり方が変わるだろう。例えばサーバー向けのXeonでは、各種のソフトウエアや開発ツールを使えることが重要であり、多くの顧客が標準的な製品を要求する。一方、Quarkを採用するような低消費電力で小型の機器では、応用分野の要件に合わせて製品バリエーションを増やすことが求められるだろう。
考えているのは、市場ごとに必要な機能セットを定義することだ。それらの機能を盛り込む形で、例えば製造装置向けに最適化したチップや車載情報端末向けに最適化したチップを用意していく。』
注目のコメント
IoT/IoEにおいてインテルが非常に重要な半導体企業であることは同意。
ただし、BLEやWiFiなどに強い巨人、Qualcommの存在もいる。
Qualcommは2年先行して進めているので(Gimbalとか)、スマホにも入り込んでいるQualcommに対してどのように挑むのかは注目。IntelのIoT (Internet of Things) 戦略の詳細。ここまでしっかり分かりやすく述べてくれたのは初見。必読。現時点でIntelのIoT関連売上は全体の4%にしか過ぎないが、伸び率は前年同期比で22%増と全体の増加(6%)を大きく上回り、急速に成長中。今後Quarkシリーズを中心にIoT市場にがっつり乗り込んでいくようだが、IoTの要件として書かれている以下の点がとても示唆深い。
「IoTに求められる要件は大きく分けて五つあるとインテルは考えている。(1)ソフトウエアとハードウエア両方のセキュリティー、(2)通信や遠隔管理を可能にするコミュニケーション、(3)データの解析に欠かせないデータの正規化、(4)次のアクションに生かせるデータ解析、(5)パートナーや顧客にもたらす価値のマネタイズ方法、である。」