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純木造で“最も高い”44mの高層ビル完成 CO2削減期待 横浜

NHKニュース
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  • 水を差すようで恐縮なんですが・・・。
    最近何故かブームの「高層木造建築」。規制が緩和されたり、CLT(分厚い板を張り合わせた合板、と思っていただければ)なんてのが出てきたりしたことも背景にあるんだと思うのですが。

    そこで言われること(余ってる国産材の利用につながる、とか、環境にいい、とか)、どうも真偽は怪しいようです。

    また、「どうやったって’木’なので、耐火性能出すために中へ隠したり」もするわけで。外壁から内装から「木の見た目がふんだんに・・」ってなるわけでもありません(それならば、鉄筋コンクリートで躯体作って、表だけ木を使う方が合理的にやれると思います)。

    まだまだ検討が始まったばかりの技術ですので仕方がないところもあるのですが、いずれにせよ「いいことばっかりではない」です。変に過大な期待をもたず、温かく見守ってやることが必要ではと思っています。


注目のコメント

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    建築家、東京大学生産技術研究所特任教授、noiz、gluon

    どんな新しい技術にも最初の過渡的なフェーズがあり、その間はコストや実効性含めいろいろ問題あるものなので、この一件単体のコストや技術的問題だけで色々言うよりは、長期的な汎用化も試金石として活かす、評価する姿勢が大事。外観として綺麗だし質感として従来の高層ビルにない印象を与えられるというだけでも相応の価値だし、こうした耐火木造の試みは、もっと試行錯誤を重ねるべきなんだろうと思う。

    ただ同時に、最近大手ゼネコンがこぞって開発している耐火木造構造体が本当にライフサイクルコスト低減に貢献し、耐久性や構造合理性まで含めて本当に社会的価値のTtipping Pointを越えうるのかは、正直疑問に思うところは多い。

    大林の場合はオメガウッド(耐火版)という商品名で、大手はどこも同じようなものを開発中しているのだけれど、「純」木造と言いつつ木材しか使っていないわけでは決してない。それだけで構造を成立させる木材の構造体の周囲を、石膏ボードやコンクリートなどの不燃材で分厚く(むっちゃ分厚い)包み、さらにその周囲を(せっかく純木造と言ってるんだから見た目も木造「っぽく」ないと意味がないということで)さらに分厚い木材で包むという三重構造を採るという点では各社ほぼ共通していて、本来構造に必要な材料の体積(木材はもちろん鉄などに比べればずっと大きな体積がそもそも必要)の倍程度の不燃材および化粧材を使わざるを得ない。

    まず木材は長期的に「動く」材なので(もちろん鉄やコンクリートも相応には動くけれど)、現代の機能要求の中で大規模や長スパンが得意な材料ではないし、工業化木材で均質性や大規模加工を志向すればするほど、化学的、機械的な工程を加えざるを得ない(コストもエネルギー負荷も上がる)。これだけやっても柱のスパンは通常の鉄骨造と比較して半分程度になってしまうし、柱や梁も分厚く太くならざるを得ない。

    それでも木質の存在感や国内の木材生産の需要と循環の促進などの価値はあるし、今後より大きな技術革新で高効率化も期待できるかもしれない。ただ現時点で、意匠および概念的な目新しさ以上の価値が正直見出せそうにない中で、「純木造」と「高層」という組み合わせにこだわる必然がどこまであるのかはやはり疑問。物理はそう簡単に覆せない。素材に応じて、得意な領域を棲み分ければいいんじゃないかと思うんだけれど…。


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    Laguarda.Low Architects 共同代表

    コンクリートの材料であるセメントを生成する過程で大量のCO2が発生、世界のCO2排出量の約8%にもなると言われています。そのため、その排出したCO2を閉じ込める技術などがあちらこちらで研究されて大きな話題を読んでいます。

    そんな中、こう言った木材で強度も防火も可能な技術が進めば、あとはコストがコンクリート並みになれば、新しい選択肢となりうると思います。間伐材など、これまで材料として見做されてこなかったような材料も使える技術を発展させることによって、CO2だけでない環境対策ができるだけでなく、木材の温かみのある付加価値のある環境が提供できると思います。

    こう言った環境対策は、単に良心に訴えかけずに、対応策の方が儲かる、もしくは付加価値のある環境が創れて、その商品の魅力が増すなどの戦略が一番大事だと思います。


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    C+E建築設計事務所 代表

    追記
    元コメントで準耐火構造と書きましたが、2時間耐火構造の誤りです。
    失礼しました。
    という訳で、当然構造体を石膏ボードで被覆し、その上に燃えしろである木の表層で覆い、木の質感をだしている。
    正直、ここまでして木造にこだわる理由を、どう見出しているのか個人的には理解できない部分です。
    https://newspicks.com/news/4119589/
    「大林組の素晴らしい挑戦。
    この中で検証され、新たに採用される新技術もあると思う。
    ただ、木造とはいっても、記事にある通り構造体を石膏ボードで被覆し、その上に燃えしろである木の表層で覆い、木の質感をだしている。
    個人的に思うのは、このような挑戦の先に技術が一般化できた時、そこまでして木造にこだわる理由を、どうクライアントと共有できるのかな。」

    ※以下元コメント
    これまで何度かコメントしていますが、脱炭素のみならず、建築にかかる環境負荷も考慮してほしいところ。
    まだ研究、検証は、はじまったばかりだと思いますが、耐火木造は使用している被覆によってRC造以上の環境負荷を与えているとの研究もあります。

    大林組のオメガウッドで個人的に面白いと思っているのは、もえしろ設計で準耐火構造としているところ。
    木材を被覆しているわけではないので、環境負荷も低いのではないかと。

    ただ、燃えしろ設計には燃えしろ設計の留意点があります、
    https://newspicks.com/news/7051151/
    「燃えしろって、どこかで燃え止まるのではなく、消火しない限り燃え続けるんですよね…
    準耐火構造は、ある一定の時間火災に耐えることが必要で、その時間を超えた場合の構造耐力を保証していません。
    つまり、この火災に耐えている時間に、逃げてくださいね。という構造。」

    今後の木造中高層に注目していますが、普及には木造建築物の法定耐用年数を考える必要があるのではないかなぁ。


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