北朝鮮 “発熱患者 120万人超” 軍医療部門投入の特別命令
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金正恩委員長は「医薬品が速やかに供給されていない」と、医薬品の流通を監視する「検察」トップの職務怠慢を叱責したらしい。医薬品といってもレムデシビルやデキサメタゾンなどコロナの治療薬があるわけではないだろう。発熱者に風邪薬を処方しているという情報もある。あいかわらずPCR検査など、できていないのだろう。軍医を投入したところで、診療の手引きも、医療用マスクなど防護具も、治療薬もなければ、効果は薄い。
政治リーダーが間違った方向を向かっており、保健医療当局もキャパシティがなく、国民の高齢化率はアフリカに比べて高く、栄養状態は悪い。人道危機に向かっている。この週末だけで、「発熱」患者の報告数は飛躍的に増加しています。金曜日の時点で約18000人の報告であったのが、さらに週末で17万人追加され、今回の報告で120万人となっています。感染の広がりを捉えきれていない様子、急速に感染伝播が起こっている様子が感じとれます。
また、現時点で少なくとも21人の死亡者が報告されているようですが、死因が「薬物の過剰投与」や「必要な医療の欠如」によるものと報告されています。
ワクチンの接種率の低さ、感染拡大の速さ、医療リソースの欠如、平時の健康状態(栄養状態)など様々な要因が相まって、致命率が(そもそも正確に報告されない可能性も高いですが)予想されるよりも高くなることが懸念されます。
中国の公衆衛生策に準じているようで、ロックダウンがすでに敷かれているとの情報もありますが、人道的に十分許容される状況です。北朝鮮ではこれまで、駐在する国連の人道機関もコロナ関連の情報が入手出来ず、お手上げ状態だったという。
今回政府から情報がオープンになったことで、今後、国連の人道機関の支援が行われるのか否かを注視したい。