こんな時代に業績絶好調、トヨタが最高益を叩き出した理由 コロナ禍、半導体不足、ウクライナ危機の逆風を跳ね返す底力
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リーマンショックと今回(コロナ禍、半導体不足)は自動車会社にとって全く違います。そして収益改善はトヨタだけの現象ではありません。他の自動車会社の収益も軒並み改善しています。このあたりを構造的に見ないと誤解を生みます。
リーマンショックは「売れなくなった」のに対して今回は「造れなくなった」ということです。
一方、市場自体は株高によって資産を増やしたお金持ちも多く、利幅の大きい高価格車の需要が増加して、その他の車も値引きしなくても売れる状況になっています。
トヨタが他の自動車会社に対して優っているのは強力なサプライチェーンをフル稼働して「クルマを造ること」です。その底力がまさに発揮されたと見るべきでしょう。
自動車会社のビジネスモデル(商品の企画・設計⇒部品を発注・購入⇒自社工場で組み立て⇒自社系列の販売会社で販売)はどの会社も同じ。これをいかに緻密にやるか(ある種の企業文化)によって収益に差が出ます。
まさに過去からの努力の積み重ねが今の結果につながっているわけで、そこにトヨタの強さがあると言えます。