ソフトバンクG傘下アーム、21年売上高は過去最高 先行きも堅調
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Armが好調ですが、フリーのCPUコアであるRISC-Vも会員数を順調に伸ばしてきています。Armの最大の特長は1000社に上るエコシステムです。CPUというソフトウエアで差別化するハードウエアは、ソフトウエアをユーザーのために書いてくれる仲間が必要です。日本がいくら独自CPUだ、独自OSだ、と言ってもそれを使うための開発ツールを作ってくれる人がいなければただの石や紙切れです。
Armのすごさは、巨大なエコシステムがあるために誰でもソフトを書いてくれるので、誰が使っても独自の機能を盛り込むことができるのです。
ただ、売り上げ規模が小さいというご指摘がありますが、IPコアビジネスではこの規模が最大の業界です。
残念ながらソフトバンクが熱心に手に入れたのは、世界一のIPコアだという点でした。企業を売ったり買ったりするファンドなので、資金を回収するためNvidiaに買収提案しましたが、次はキャピタルゲインを狙っているだけのようです。
Armは顧客が誰でも簡単にシステムLSIを設計できるようにするために開発ツールに力を入れて、特に今期の決算ではロイヤルティ収入は20%増しかありませんが、ライセンス収入は60%増もあります。つまり量産よりも新規開発顧客を多数獲得できる可能性が大きい、ということです。売上が小さすぎますね。PSR10倍としても300億ドルにしかならずソフトバンクの投資利益はない。予想通りNVIDIAに売却できなかったのは痛いかもしれないですね