ウクライナ南部の親ロ派、ロシア編入要請へ ゼレンスキー氏は非難
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露国はドネツクとルハンスクが独立宣言して露国議会およびプーチンが独立国と承認し国際条約に則り独立国からの要請で軍を派遣した(武力侵攻した)。
本当はヘルソンもドネツクやルハンスクと同様に独立宣言してから露軍を派遣する予定だったんじゃないかな。ただ記事にもあるように住民投票では否決される可能性があったのと、なんと言ってもバイデンが露軍の派遣(西側では侵攻)をせっついたのでヘルソンが独立宣言する前に行動したのだろう。
大体今回のドネツクとルハンスクや露国の対応はウクライナの公用語をウクライナ語だけにしロシア語を公用語から廃止しようとした*のがPoint of no returnだったのだと思う。
*2019年言語法成立。2020年ウクライナ語以外での広告禁止、中高における授業のウクライナ語化など
母国を奪われることは文化を抹殺することであり民族的集団の破壊する意図を持った行為と判断できる。であればジェノサイドになるんじゃないか。
*ジェノサイド条約第2条によれば、国民的、人種的、民族的、宗教的な集団の全部または一部を破壊する意図をもって行われる行為
注目のコメント
へルソン州は、ウクライナに24ある州の1つです。
ロシア軍が州都を占領下に置いている州は、ドネツク州、ルハーンシク州、へルソン州の3つだけです。
このうち、2州では、ロシアの傀儡政権である「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」がつくられました。この2州も、ロシアの領土に併合されるかもしれませんが、今のところ、ロシア政府は独立国として扱っています。
へルソン州については、ロシア軍が連れてきた新しい知事(へルソン市の市議会議員でしたが、市長選に出て落選していたウクライナ人)が、ロシアの通貨を流通させ、ロシア語の教科書で教育しようとしています。
いずれにせよ、ロシア政府の意向としては、ウクライナの各州を1つずつ引きはがしていって、ロシアの統治下においていく方針には違いませんが、「へルソン人民共和国」をつくる、という段階は飛ばすかもしれない、という話です。
戦時下でもあり、公務員の協力も得られず、住民投票などの実施はむずかしい、ということもあるでしょう。ドンバス地方のように親ロ派が圧倒的ではないヘルソン州では、今後こうした対立が起きる可能性は高い。ロシアが占領している地域では、力で支配するということもありうるが、クリミア半島占拠の成功体験もあり、住民投票で正当化しようとするのだろう。