マイクロプラ調査企業の軌跡から探る、社会課題解決スタートアップ成功の道筋
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ピリカは環境スタートアップ賞を受賞したり、提供するごみ拾いアプリがApp Storeのトップ画面で紹介されたりと、とても勢いがあります。
肥料用カプセルは、樹脂で表面をコーティングして肥料の効き目を長持ちさせるもので、その樹脂殻の環境への流出が知られざるマイクロプラスチックの課題となっていました。
ピリカの調査でも大量の肥料用カプセルが水田から発見されており、その結果をもってピリカ自身が省庁や多くの企業を回り、意識向上のために働きかけられていたといいます。
人工芝も調査結果を踏まえて事業者が流出防止策を施すことにも繋がっているとのこと、調査が事業者のアクションに結び付けられる説得力を持つところは、自らごみ拾いアプリなどのソリューションを提供する側でもあり、株式会社と一般社団法人の両側面を活かした事業を行うピリカの強みなのだと思います。小嶌さんの強い想いが社会を変えていく。
凄いことであり、社会課題解決を目指して起業する人の、良いお手本になるケースだと思う。
いつだったか忘れたけど、不景気になったらどう行動すべきかって話を聞かれたことを思い出します。
リーマンショック以降に起業した人のほとんどは、調達環境がすごく良い状態しか経験しておらず、それが崩れた時にどうすべきかは考えにくいし、考えることもないと思うが、それを数年前にしっかりと見ていたのは凄いこと。
ダウンサイドリスクに向き合うことはつらいことだけど、それもまた経営者の役割だと改めて思う。京大発のピリカが社団法人と株式会社という二つの顔を持っているのはそういう理由だったんですね。同社のゴミ拾い促進SNSプラットフォームではユーザー間でゴミ拾いをした人に対して感謝をする文化があってすごく好きです。ここにあるように収益化が課題だと思うので、どのように拡大していくのかが興味深いです。
ピリカ コーポレートサイト:https://corp.pirika.org/