[6日 ロイター] - 米保健当局者は6日、世界で急増している原因不明の子どもの急性肝炎について、国内で報告された死者5人を含む109件の症例の調査を進めていると明らかにした。

米疾病対策センター(CDC)の専門家によると、米国では過去7カ月に25州と海外領土で症例が報告されている。これまでに14人が肝移植を必要としたという。

専門家は、患者109人の約半数が一般的な風邪のウイルスである「アデノウイルス」にも感染していたことが確認されているものの、CDCは引き続き原因の特定に向けた調査を続けているとした。

また、109人の「大多数」が新型コロナウイルスワクチン接種の対象年齢ではなく、急性肝炎とワクチン接種の関連性はないもようとした。