「資本主義のルール」を知らずに、人も会社も成長はできない
- ファイナンスは「基礎教養」
- 資本主義に対する「誤解」
- 会社の活動サイクルを理解せよ
- 誰もがファイナンスを担っている
- 日本企業をむしばむ「PL脳」
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ファイナンスは会社をうまく経営する技法である以前に、私たちが参加する経済活動、資本主義のルールそのものだと思っています。
好む好まざるに関わらず、資本主義社会で生きている以上、最低限のルールを身につけることは必須だと思います。
と言っても、実務で財務に携わる方でなければ、過度に専門的な知識は必要ありません。それこそ、専門の方にお任せすればいいのですから。
4年前に書いた『ファイナンス思考』のエッセンスを抽出し、『ゼロからわかるファイナンス思考』として、謂わばリミックス版を仕上げました。
なるべく若い方にも届けばと思い、さくっと読めるように思いきって情報量を極力絞り、大学生や高校生でもなんとか理解できるように書いたつもりです。
軽くサラッとお読みいただけると思いますので、よかったらゴールデンウィークのお供にお手にとってみてください。
https://t.co/03c2CSjWyU
「ファイナンスとは企業価値を最大にする活動」という考え、とても同感します。基礎レベルでも良いので、ファイナンスが理解できると、ファイナンスとは全くかけ離れたマーケティングなどの仕事をしていても、ビジネスがもっと面白くなることは確実です。
そして、赤字になり始めると、コストカット重点になりがちなのも、陥りやすいパターンですよね。そんな時だからこそ、中長期の成長を見据えた戦略が必須であり、そのための投資、そして投資を支えるキャッシュフロープランが支えてくれます。
ファイナンスは、左脳(ロジック)と思われがちですが、将来の成長も見据えた「右脳左脳共に強いファイナンス」が、本来のファイナンスのパワーと醍醐味ですね。
日本の銀行には、赤字=悪、という物差しがあります。スタートアップの場合、創業まもない頃は赤字がつづくのですが、それを良しとしません。1円の赤字でも、赤字は赤字として扱います。
企業の成長には、未来投資が必要です。投資資金が枯渇しないよう、資金調達をバックアップするという、銀行本来の姿を取り戻してほしい。そのためには、担当企業の業界やビジネスモデルをしっかり把握することが大切。そういう勉強をせず、他行の融資姿勢に依存しているというのが実態です。
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