ロシアに抗議 異例の「退席」 G20財務相・中央銀行総裁会議
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色々な感想やご意見があると思いますが、
これは国際外交の舞台では、戦線布告に限りなく近い、相手の名誉を著しく傷つける行為と見做されます。
プロトコールを知れば、この行為の深刻さが理解できるはずです。わかりやすくいえば「公開処刑」に近い最大級の辱めです。ロシアに対する武力行使に向けての外堀が徐々に埋まって来ているのを感じます。20か国のうち、退席したのは、米国、英国、カナダ、の3国です。
残り17か国のうち、ロシアはもちろん退席していませんが、中国、インド、サウディアラビア、トルコ、アルゼンチン、ブラジル、メキシコも退席しておらず、ドイツ、フランス、イタリア、オーストラリア、韓国もまた退席していません。
日本も、退席していません。
これは、多数決でロシアをG20から追放するのはむずかしい、ということになります。
ロシアでプーチン体制が続き、G20に参加し続けるなら、G20は成り立たなくなる可能性も高いでしょう。
米国や英国は、G7にいくつかの先進国や地域大国を加えた、ロシアを抜いた新しい枠組みをつくろうとするかもしれません。G20は外交の舞台でありさまざまなやり方でサインを送り合います。もちろん敵対する関係であっても互いの意見を聞くことは尊重すべきという基本はありますが、今回のように武力で他国を侵略し民間人を拷問し女性や子供も無差別に大量虐殺している国の意見を尊重して聞けば、それ自体が相手に間違ったサインを送ることになります。ロシアの蛮行に対し強烈な抗議として退席という異例の手段をとることは、外交上のサインとしては間違いではないでしょう。