[19日 ロイター] - 米電気自動車大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、ツイッターの非公開化に100億─150億ドルの自己資金を投じる意向だと、米紙ニューヨーク・ポストが19日、関係筋の話として報じた。

同紙によると、マスク氏は10日間前後のうちに株式公開買い付け(TOB)を開始する計画。また、従来のレバレッジドバイアウト(LBO)の方法でさらに100億ドルを調達するためモルガン・スタンレーに打診したという。

マスク氏は必要であれば自身の保有株を担保に借り入れを行うことにも前向きとみられ、追加で数十億ドルを調達する可能性がある。

ツイッターはコメントを控えた。テスラは現時点でコメント要請に応じていない。

ツイッターは先週、マスク氏の430億ドルでの買収提案への防衛策としてポイズン・ピル(毒薬条項)の導入を発表した。

同社を巡ってはテクノロジー分野に特化したプライベートエクイティ(PE)のトーマ・ブラボーが対抗案提示の可能性を示したほか、関係筋によると、他のPEも買収計画への参加に関心を示している。