世界一のスパコン「富岳」でオンラインゲームしたら超絶無敵なのか!?
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もう少しだけ専門的言うと、富岳のCPUはARM互換なのです。スマホなどに入っているのがARMというCPUです。最近ではデータセンターやクラウドの中のサーバーにもARMが使われつつあります(AmazonやAppleは自前でサーバー向けARMをデザインしています)。こういったところに富岳や富岳の後継が食い込めれば良いのですが、現在は、そうなっていません。
他のサーバー向けARMと異なり、AIやシミュレーション向けの命令が強化されていますが、1チップ当たりの価格は高くなっています。
追記:富岳のCPU、A64FXには、AI向けの拡張命令があります。デジタルカメラのRAWデータの取り扱いであれば、おそらく16ビットの整数演算を一括で行う命令があり、それの利用により速度が向上する可能性があります。
実際に高速化の恩恵を受けるには、ソフトウェアのソースコードをA64FX専用のコンパイラでコンパイルし直すこと、かつ、上記の一括計算の命令が利用されるように、ソースコードをチューニングする必要があるでしょう。仮に汎用のARMサーバー向けのソフトウェア(のバイナリ)が配られていても、動作はするでしょうが、上記の、再コンパイル、チューニングをしていないと高速化の恩恵はうけられません。arm使ってて汎用なんですと言われても、性能のコアな部分は独自拡張したSVEユニットにあるので、arm用のソフトをそのまま走らせても性能は全く出ないよね。
日本はこれまでのスパコンでも、毎回独自開発したCPUを使っていて、全然ビジネス性のない技術立国を手放したくないためだけの仕様が多いよねーイノベーションは、真剣な遊び心から生まれると思う。子供からの質問も素敵だし、そこに違う視点も加えて誠実に答えられていることもステキだと思う。
国として資金を投じるという観点で、一定の社会的リターンは必要だと思うが、大らかさとか面白がるといったことは、先端研究では必要だし、それは国力の一つでもあると思う。
フィロソフィア(哲学)は知を愛するという意味だし、スコラ(学校)は元は時間的なゆとり、一種の面白さを追求する暇という意味。余裕があって、面白いと楽しむ心があるからこそ、考えることは進むと思う。