原因不明の小児肝炎、英国で相次ぐ WHOが監視
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英国が現時点で報告は最多ですが、他にもアイルランドやスペイン、米国でもアラバマからまとまった原因不明の子どもの肝炎の報告があがっており、感染症の可能性も指摘されています。
これらの子どもたちの中には、特定のアデノウイルスや新型コロナウイルスが陽性になっている子もおり、そういったウイルスと肝炎との関連も評価されています。
感染症以外にも、食物などから摂取される特定の成分、化学物質や毒素などの可能性も考えられ、まだまだ広い視野で原因の検索を続けていく必要がある段階だと思います。
現在は数十人規模の報告ですが、原因が特定されておらず、未報告の方も隠れている可能性が高いことから、報告はこの数字にはとどまらない可能性が高く、世界規模で慎重にデータを集めていく必要がありそうです。
肝炎は文字通り、肝臓の炎症ですが、肝臓は生きていく上で大切なものを合成したり、分解したりする役割を担っており、深刻な場合命につながる病気です。実際に、すでに肝移植が行われていることからも、深刻になるリスクの大きい病態であることが伺えます。例えば感染症であれば容易に入り込みうることから、日本でも注意して観察していく必要があります。WHOの疫学チームが各国政府と連携して詳細を調べているはず。WHOはこのようなアラートを年に数千と受けており、まだ何とも言えないため、精査を踏まえた詳報を待ちたい。