ポルトガルに登場した「デジタルノマド・ビレッジ」に見る、地元経済活性化の可能性と課題
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今まで、日本の地方で(日本人の)リモートワーカーを誘致しようという各種取り組みがあるというニュースに触れてきましたが、今回はポルトガルのマデイラ島が世界各国のデジタルノマドを誘致すべく取り組んでいるということで、スケールの大きさを感じました!
デジタルノマドの方が地元住民よりも収入が多いため、地元の経済に貢献してくれたり、コロナでダメージを受けた観光収入に代わり、安定的な収入として貢献できるとありましたが、不動産価格の高騰化や地元コミュニティとの壁など課題もあるとのこと。
これはポルトガルのマデイラ島に限らず日本でもリモートワーカーをそれなりの規模で誘致していこうとなったら課題になることだと思います。実際に私が住む栃木県の那須塩原でも、明らかにリモートワーカー狙いのこのエリアの平均的な家賃価格の三倍くらいの物件が出ています。
また、デジタルノマドワーカーはどこでもはたらけるという自由があるため、いつでもまた他の地に身軽に引っ越して行く可能性があるかと。
観光客よりはかなり長期で滞在してくれる、程度に期待した上で、ノマドワーカーの誘致以上に踏み込んだ施策をするのか、それ以外の収入源も模索する必要があるのかと思います。デジタルを生業にする人の取り合いは、世界各地で起きているようで。
そして、地元住民の人たちとのあれやこれやが問題になるのも、世界どこでも同じなんですね。
観光一本足から脱却するために「デジタル」をキーワードにしているあたり、沖縄を連想しました。先日のあった各国の英語力の比較記事でも感じたのですが、ポルトガルって案外英語力が高いんですよ。
ポルトガル内陸部の田舎も歩いて旅行してまわっていますが実感としても英語力の高さは都市部に限らない一般的な傾向で、歩いてスペイン国境を超えるとがらりと雰囲気がかわるぐらいの違いが有ります。地理的にも文化的にも近いのに面白いですよね。教育かな。
この記事はマデイラの事例ですが、元々国際的な観光地でもあるので英語対応も問題ないでしょう。EU各国のノマドワーカを中心に人気を集めると思います。
長期滞在の生活やビジネスにおいて言葉の問題は非常に影響が大きいので、日本でも国内のみならず海外からのノマドワーカを集めるのであれば行政や地域コミュニティでの英語対応は課題になるでしょう。