米、対ロシア追加制裁 最大手銀やプーチン氏の娘2人も
日本経済新聞
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最大手のズベルバンクは、さすがにこれまで制裁の対象から外した来たようですが、今回一旦は資産凍結という形で締め上げるわけですね。ただし、その機能は失わせないということでSWIFTからは排除しないということのようです。つまり、この次のもっとキツい段階もあるということです。
米国の追加制裁の余地も小さくなっているな、という印象。ロシアに新規投資する投資家はそれほどいないだろうし、最大行のズベルバンクは既に制裁対象。イラン制裁の時もそうだが、追加制裁の余地がなくなると、既に制裁対象となっている組織などに別の制裁を重ねるようなことをする。
今週の追加制裁で大きかったのは、1つには米国政府が、ロシア政府がJPモルガンなどを通してロシア国債の利払いを債権者にするのを禁じたことで、これでロシア国債のデフォルトが近づくかどうか、が注目されます。国債がデフォルトすれば、ロシアの諸々の社債やプロジェクト・ファイナンスのデフォルトの可能性も高まります。
もう1つは、政府による制裁ではありませんが、英国のロイズなどで構成される戦争委員会連合(JWC)が、北極航路なども含め、ロシアの全海域を高リスクと認定しました。多額の戦争保険をかけなければ、船舶によるロシアとの貿易はできなくなります。
ロシアの全海域、には、当然、サハリンも含まれます。サハリンから液化天然ガス(LNG)を船舶で輸入する際にも、戦争保険が必要になります。
ロンドン保険市場、ロシア全海域を高リスクと判断 物流圧迫へ
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-insurance-shipping-idJPL3N2W311Q?il=0