2022/4/6

【世界初】「YouTube100億回再生」の教育ユニコーンがすごい

NewsPicks編集部 記者
みなさんは、世界で最も再生されているYouTube動画をご存じだろうか。
それは人気YouTuberでもなければ、ミュージシャンでも、衝撃映像でもなく、実は子供向けのコンテンツなのだ。
ベイビーシャーク(Baby Shark)…。「ベイビー、シャッシャッシャッ」という中毒性のある歌詞で、世界のキッズを虜にするこの動画は、世界で初めて100億回再生を超えた。
子持ちの家庭なら一度は聞いたことのあるこの楽曲だが、実は、その作り手についてはあまり知られていない。
実はこの歌、韓国の教育企業The Pinkfong Company(ピンフォン)が生み出した「K-POP」なのだ。
BTSやBLACKPINKなどの世界的アイドルと並び、米ビルボードのメインチャートであるHOT100入りも果たしているほど。
しかもこの会社、ただミュージックビデオを作っているだけではない。
「ディズニーやBTSがベンチマーク」。共同創業者のライアン・リーは、大当たりしたベイビーシャークのキャラクターを軸に、多角的に事業を展開している。
なぜ、韓国発の教育ソングが世界の頂点を極めたのか。そして、この企業は何を目指すのか。この野心的な教育企業を直撃し、構想を詳しく聞いた。
INDEX
  • 「子供向け英語」という金脈
  • 100億回再生の「秘訣」
  • 「一発屋」で終わらない工夫
  • ディズニー、BTSの共通点
  • 「日本のIP」を買いたい

「子供向け英語」という金脈