プレミアム会員限定の記事です
今すぐ無料トライアルで続きを読もう。
オリジナル記事 7,500本以上が読み放題
オリジナル動画 350本以上が見放題
The Wall Street Journal 日本版が読み放題
JobPicks すべての職業経験談が読み放題
コメント
注目のコメント
カルチャーは新しい通貨である(Culture is a new currency)を掲げて、これまでシリコンバレーなど「白人文化」がまったく見落としてきたスタートアップを掘り起こしている、新しいVCが登場してきています。
今回紹介しているVCもそのひとつ。実は人種や文化によって、求められている医療、教育、食料、金融などのソリューションは千差万別であり、こんなにまで、自分たちとは異なるサービスを求めている人たちがいるのか、と驚かされます。それがカルチャー投資の面白さです。
翻せば、日本も極めて独特なカルチャーをもっている国であり、海外の国や文化をしることで、自分たちがどれだけ面白い価値をもっているのか、また面白いアイディアを実現できるのか、はっきりわかるのではないでしょうか。ぜひご一読ください。確かに、日本のスタートアップでも「ITを使ったマッチング」など同質化が進んでいる気がします。市場規模を前提に考えるとどうしても首都圏に目が行きがちですが、「ヒント」は地方にあるのかもしれないないなという気がしました。
スタートアップの正攻法として「とにかくひとりに刺さるサービスを作れ」とよく聞きます。ひとりに深く刺さるためにはそれだけひとりに対しての解像度の高さが必要です。
カルチャーというのはある特定の人々にだけある特性なので、誰しもが解像度高く理解することはできていないものです。それを勝機に、ここでは“カルチャー投資”として、そうした理解し難いカルチャーを高い解像度で理解できるスタートアップが、情報の非対称性を利用して勝ち抜いているのだ、と理解しました。
「救急車を呼ぶと110万円掛かるし来るかどうかもわからない地域があるから、非番の近所の医療従事者をマッチングプラットフォームで呼んだほうが早い」
日本人の僕ならそのカルチャーを知らないので「救急車のほうが普通に早そう。てか、非番の医療従事者なんてそんなにいるの?高くない?」とか思っちゃいますよね。こう思っちゃう人が多い=解像度が低いので、ビジネスチャンスが転がっているということなのでしょう。