米バズフィード、ニュース部門トップ退任 人員削減も
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SPAC上場のあだ花…
下記はSPAC上場の際のプレゼン資料。スライド29に成長計画があるが、コンテンツの成長ではなく広告・ECの成長がキー。ニュースはこれらにつながらず、という判断だろう。
報道と収益の両立の難しさを示していると思う。一方で、メディアなのか、という風にも感じる状態。
https://bit.ly/3qtcHq1今回退任となるマーク・シュフ編集長はピュリッツァー賞受賞経験があるベテランジャーナリストで、初代編集長のベン・スミスに請われて2014年にBuzzFeedに加わり、調査報道部門を率いて来ました。ベン・スミスがNYタイムズに移った後に2代目の編集長となった人望の厚い素晴らしい人です。一緒に退任となる副編集長格のトム・ナマコもニュースチームの最古参。マーク・シュフの後任は彼だろうと思っていました。
2015年にニューヨークの本部で、デジタル時代の報道のあり方について、各国の編集長を含めて意見を交わしたのが懐かしい。その後、2016年のアメリカ大統領線をきっかけにソーシャルメディアを中心に情報生態系のあり方が一変し、伝統的な既存メディアが意欲的なデジタル報道を拡大させ、取材から表現まで進化し、先鞭をつけたBuzzFeedにとって苦しい時期が始まりました。
それでも昨年のピュリッツァー賞受賞だけでなく、テクノロジーやソーシャルメディアを活用した調査報道、それまで主流派メディアでなかなか光があたらなかった社会課題やネットユーザーたちの関心事への注目など、BuzzFeedが現在の報道のあり方に与えた影響は大きいと思います。日本のバズフィードは、検証がしっかりしている良質な記事が多くあるので、影響が出ないか心配。もし、影響がでるようだったら、投資家の方が支えて欲しい。良質な記事は、長期的な利益の源泉です。