二酸化炭素を価値ある素材に変える「カーボンテック」 スタートアップ投資も好調
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気候変動への対策となるだけでなく、これに加えて人権問題やごみ問題などの社会問題のソリューションとなり得る、二重においしい技術のトレンドは無視できないですね。
二酸化炭素回収貯留技術は、今や様々な実証が行われていますが、紹介されているスイスClimeworksのアイスランドのプラントOrcaは年間4000トンの二酸化炭素を大気から直接回収するということで、DAC(Direct Air Capture)プラントとしては世界最大規模です。今後炭素除去技術は競うようにスケールアップしていくものと思います。
https://www.dezeen.com/2021/09/09/climeworks-carbon-capture-orca-plant-technology-news/外国のスタートアップ、「大風呂敷広げる」のは相変わらず抜群にうまいですよね(笑)。
日本も見習ったほうがいいかもです(やりすぎはよくないけど)。
この分野、日本が圧倒的に進んでて。CO2を固定化する技術として、土の中に埋めるCCS(貯留:Strage)というものが世界的にあったのに対し、日本だけはCCUS(利用:Utilization)といっています。
有名なのとして旭化成さんの「ホスゲンフリーなPC(ポリカーボネート)合成プロセス」(超有毒なホスゲンガスの代わりにCO2を原料として使う画期的なプロセスです)があったりと、「CO2をほかすんではなくってなんかに使えばいい」ってアイデアがあり、検討が先行して進んでたことによるのです。
ちょっと自慢してもいいと思います(笑)。ClimeworksのアイスランドOrcaプロジェクトでは圧倒的にLC-CO2排出量がマイナスみたいですね。
"Climeworksによれば、Orcaの全ライフサイクルにおいて排出するCO2の量は、Orcaが回収するCO2量に対して10%に満たないという"
https://engineer.fabcross.jp/archeive/211101_direct-air-capture.html