海草のCO2吸収量 約1万1000世帯分か 全国の主要港などで推計
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以前漁師たちと藻場づくりのために、竹を組み上げたものを海に沈めた。そこに藻が生えて、小魚が集まり、それを餌とする大きな魚が戻ってくる、と。藻場の整備は、魚がとれなくなった漁師にとっても、地球温暖化対策にとっても有効な一石二鳥の策。
「全国125の港やその周辺に生える「アマモ」などの海草が1年間に吸収する二酸化炭素の量は、合わせて4万5000トンと推計」
注目のコメント
海藻による環境改善は、CO2吸収とプラスチックなどの汚染吸着、両面で期待が高まっています。
書籍『海と地域を蘇らせる プラスチック「革命」』で語られていた、沿岸域に海藻のカーテンを設置し、プラスチック・フリーゾーンを作ったうえで貝類を育てるともに、カーテンで回収したマイクロプラを熱分解でエネルギーにし、海洋を少しずつ浄化するという構想は面白いと感じていました。
一方で、近年海の吸収量の割合が伸びなくなってきており、飽和状態にあるのではというコロンビア大学の研究があります。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/1958/?ST=m_news
理由としてCO2濃度が高まることによる海の酸性化の可能性が挙げられているほか、海洋汚染や海洋プラスチックによる海中の植物プランクトン等の光合成への影響について、研究が進められています。
環境改善の鍵を海洋が握っているが、海洋環境のバランスが崩れれば改善効果が落ちる可能性が高く、生物多様性の保護がこういった観点からも必要であることを改めて意識したいです。1.1万世帯分と言われてもピンと来ない。日本全体でどれだけCO2の排出がありその内で森林がどれだけ吸収し海水がどれだけ吸収しそれに海草がどれだけ影響しているのかが知りたい。
そういう割合を考えた上で今の海草がどれだけあって、どれだけ手間をかけたらどれだけ増やせるかみたいなことを考えないと大変なだけで効果が薄いといったイメージのみで終わる危険性があるから。