ウクライナ住民からパンと紅茶…涙を流すロシア兵士
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単なる1つのシーンにすぎないのかもしれませんが、事実として起きていることでもあります。
世界的にロシアを批判して世界から排斥する動き、ウクライナにも問題があるとの一部の意見。その真相は我々には結局分かりませんが、戦争とは「年寄りが起こして若者が死ぬ」ということは確かです。
人類はいつかは自身の過ちで滅びるのでしょう。
それを止められるのはやっぱり人なんだと思う。理想論すぎるかもしれませんが…ロシアの若い兵士を捕らえたウクライナの人たちが、温かい紅茶とパンをあげて、自分のスマホでロシアの母親に電話させてる動画がバズってる。
これに心を動かされない人はいないだろう。
涙が出てしまった。
これは十分現実に起き得ることだと納得感を持って信じられるくらい、この動画に映ってる世代は多層的に物事を考えて行動できるだけの情報を浴びて育ってきていると思うし、
一方で戦争広告代理店を読んでPRの道を志した身からすると、ウクライナ陣営の誰かが仕掛けた動画なのではと無粋な邪推もしてしまうが、
仮にこれが戦略的に拡散された動画であったとしても全く構わないと感じるほど。
人類が持つ思いやりと相互理解の可能性を広く提示した、むしろ天晴れな仕事だと賞賛を送りたい。
ゼレンスキー大統領も素晴らしいPRパーソン。さすが元俳優、メディアと世論の身につけ方をよく分かっている。(相手がプーチンなので当然の結果とも言えるけど)
そして、国連をはじめ各国のリーダーが、ロシアという国ではなく、全ての元凶はプーチンただ1人であるという論調で足並みを合わせ始めているのが頼もしい。人類は、国や民族や宗教などのラベルで憎しみ合った過去の不毛で悲惨な経験から着実に学び、前進してるんだなと実感できる。
実際、外から銃を向けるより、ロシアの人たちが怒り浸透して内側からプーチン政権を倒すのが一番平和的な解決方法なので、ロシアの人たちを敵に回すのではなくむしろ応援しないといけないという思惑もあるんだろうけど。
そういう意味でこの動画は、今度は戦争から降りてプーチンに反旗を翻すロシア人を応援する番だというGOサインにも思える。現代の戦争とは、遠隔地からミサイルをぶち込むことではなく、動画や写真という情報に感情という爆弾を埋め込んで、敵にも味方にも送り付けること。敵の士気を下げ、味方を増やせる。エモクラシー(感情主義)の時代の戦い方なんだろう。