SWIFT排除の劇薬で追い込まれるロシアが選択しかねない悪夢のシナリオ
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大局的な方向感として、今ロシアは閉鎖経済化を進めているのではないか。そしてそれが、情勢次第では一段と加速してしまうのではないかというのがメッセージです。
閉鎖経済化すれば、対外債務のデフォルトなど、余り意味を成しません。為替レートも意味を持たなくなります。しかしながら、それは調整コストを将来に繰延しているに過ぎません。再び体外解放に転じた際、そうしたコストが一気に噴出する恐れがあります。
そうならないことを切に祈っています。この戦争の難しいのは、ただ戦争止めてロシアを撤退させれば終わりではなく、プーチンのメンツを潰さないようにして撤退できるようにしないと、プーチンは撤去の判断ができない。それがなくて撤退したら、さすがのプーチンも政権基盤を維持するのが難しくなるだろう。
追い込んでおいて、どのようにロシアに助け船をだすか、そこが最大の課題になる。追い込みすぎれぼプーチンは何をするかわからないマキャベリ的な話をします。
まず結論です。
欧米はウクライナを捨て駒にして、ロシアの弱体化を狙ってます。
ウクライナがロシアにとってのかつてのアフガニスタン侵攻になれば、それで良しなんです。
今回のプーチンの暴挙は、結果的にロシアの衰退という欧米からすると瓢箪から駒のようなプレゼントとなります。
プーチンはウクライナの傀儡化を行なっても、ヨーロッパはクリミア半島やジョージアの時と同じ反応をすると見誤りました。
その上、核攻撃という脅しを使い、欧米からするとヒットラーやスターリンと同じに見做されるという致命的なミスを犯しました。
今や国際社会では、彼は抹殺すべき存在です。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E3%82%AA%E3%82%BB%E3%83%81%E3%82%A2%E7%B4%9B%E4%BA%89_(2008%E5%B9%B4)
それともう一つは、ロシアの衰退でもう一つの問題国であるチャイナに対してエネルギーをフォーカスできます。
また、チャイナの行なっている覇権政策が世界の平和にとって深刻な問題であるという認識が広がり、国際社会で孤立していくことになることです。
金融制裁や経済制裁は、言わば封鎖作戦ですので、ある程度の時間は必要ですが、必ず城は落ちます。
ロシア国民にとっては、悲惨な時間を過ごすことになるでしょうが、プーチンを指導者にしてきたツケなのも事実です。