[1日 ロイター] - フランスの石油大手トタルエナジーズは1日、ロシアでの事業を継続すると発表した。ロシアのウクライナへの軍事侵攻を非難しつつも、資源豊富なロシアからの撤退方針を示した英同業のシェルやBPには同調しなかった。

一方、トタルは「今後はロシアでの新規プロジェクトに資金を提供しない」と表明した。同社はロシア最大の液化天然ガス(LNG)生産会社ノバテクの株式の19.4%を保有している。

声明で「欧州諸国による対ロシア制裁を支持する。自社のロシアでの活動への影響(現在査定中)に関係なく、制裁活動を履行する」と述べた。

BPとシェルによるロシアからの撤退決定は、同国に出資している欧米企業に圧力を与えている。

フランスのマクロン大統領は、トタルエナジーズの姿勢についてコメントを控えた。