「戦争は論外だ」 ロシア各地で抗議活動、市民1700人以上拘束
朝日新聞デジタル
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地球の裏側で起きている戦争に反対するのは容易ですが、自国の政府が起こした戦争に反対するのは大変なことです。
それが、ロシアのような政府であれば、なおさらです。ロシアは、ソ連の頃から、それ以前のロシア帝国でも、何千万もの国民をシベリアに流刑にしたり、収容所送りにしてきた国です。現在でも、街頭で反戦の声をあげれば即座に逮捕されて、家に帰れるかはわかりません。
1937年の日中戦争開始の時や、1941年の対米戦争開始の時に、街頭に出て反戦の声をあげた日本人が何人いたでしょうか。
ロシア政府は外交では平気で噓をつくし、軍事力を容赦なく行使します。ロシアの国民は、もちろんいろいろな人がいますが、ちょっと信じがたいくらい高潔な人も数多くいます。
しかし、そういう勇敢な人々の声も押し流してしまうのが、戦勝ムードというものです。戦勝からしばらくの間は、ロシア国民の大部分はプーチン大統領を強く支持するでしょう。純粋に勇気がある。
中国、ロシア、北朝鮮の人民への押さえ込むような人権を無視する体制が永遠に続かないことを願うばかりです。