対北朝鮮で「完全な結束」確認 日米韓外相、安保協力推進
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共同声明文によると、アジアでは北朝鮮、台湾海峡、ミャンマーについて話題になりました。ウクライナ・ロシア情勢が喫緊の課題となる中、ここ数年、悪化する日韓の政治関係を考えると、アジアにおける日米韓協力を安定的に発展させることが米国にとって重要でしょう。ただ、言い換えれば、対ロシアに集中するので、アジアではこれ以上のエスカレーションが起きないよう、日本と韓国が地域の安定にしっかりとコミットしてくれというメッセージのようにも思えます。
共同声明日本語仮訳
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100301344.pdf
話しはそれますが、参考情報として、神戸大学の木村幹先生の「韓国愛憎」(中公新書)という本が、先生の研究歴に会わせた日韓関係の変化も綴られており、いち研究者の回顧録を越えて、日韓関係について考える良書となっています。そこには、先生が研究で滞在した米国からみた韓国ないし日韓関係にも触れられています。こちらのニュースをもっと詳しく説明しますと、ハワイにある「アジア太平洋安全保障研究センター」で3カ国外相会談を実施し、共同声明を発表しました。そして米韓及び日米同盟を通じて平和と安定を維持することが必須だと確認し、三国間の安保協力を進展させることを話し合ったようです。今年に入って相次ぐ北朝鮮による弾道ミサイル発射への危険性を感じ、連携をしていくことを決めた一方、日本の拉致問題解決にも協力し合うことを声明したそうです。
昨年11月の日米韓次官協議では記者会見もできなかった。その後、北朝鮮のミサイル発射が続いた1月が終わり、北京五輪が始まり韓国の大統領選挙も追い込み。アメリカのインド太平洋戦略がでたタイミングに合わせて日米韓外相会談ができ共同声明も出せてよかったのでは。アメリカのワクチン供与を北朝鮮が受け入れるかが一つ注目点。