米カナダ主要陸路の遮断続く、ワクチン義務化抗議デモで
コメント
注目のコメント
これといった代表者やスポークスパーソンが表に出ないので、わかりにくい運動です。
1か所を封鎖しているだけではなく、首都オタワやカルガリー、バンクーバーなどでも確認されています。トラックだけではなく、徒歩でのデモもしています。
カナダのトルドー首相は、「鉤十字の旗を振っているやから」と断定しています。「カナダ人ではない、米国から来ている」ともいわれます。たぶん、いずれもそこまで正確ではないでしょう。
世界中でみられる反ワクチン(義務化)運動の一種なのは確かでしょう。陰謀論やニセ科学に近い人々が政治運動化した、というのがおおよその共通点ですが、従来からある極右組織が参加はしていても、牛耳っているわけではない、という場合が多いです。
多くの場合、ネット上のインフルエンサーなどはいても、政治の素人の場合が多く、運動としてはあまり組織立っていません。記事にある通りカナダと米国を結ぶ物流の要路ですが、両国を行き来するトラック運転手に和ワクチン接種を義務づけるカナダ政府の方針に対する抗議から始まったデモが、オタワやトロントなど主要都市に飛び火する中で政府のコロナ対策への不満へと焦点が拡散していっている印象です。組織的な背景を感じさせる情報がありませんが、テッド・クルーズ上院議員などアメリカの共和党からデモを支持する「口先参戦」が続いているのは気になるところです。
ちょうど昨日オタワの人たちとオンライン会議をしたが、迷惑をしているとはいえ、落ち着いている様子だった。ワクチン義務化反対というよりも、コロナ禍での人手不足や低賃金への不満などが背景にあり、その不満を爆発させた結果のように見える。