2022/2/4

【ニュース5選】ここまで来ている夢の発電、核融合

中村 香央里

花岡 郁

Osake Takenori

スタートアップ界の気になるニュースを毎週ピックアップする連載「Startup Now」。今週は、資金調達から話題のニュースまで5本のまとめをお届けします。

核融合プラント機器メーカーの京都フュージョニアリングがCoral Capital、JICベンチャー・グロース・インベストメンツなどから13.3億円の資金を調達した。調達総額は、融資と合わせて約20億円となる。

同社は、炉から熱を取り出す機器を開発する。たとえば核融合で発生した熱を受け取る「ブランケット」という壁だ。この壁が受け取った熱でガスを温め、タービンを回して発電するのが核融合発電。

コメント

注目のコメント

• 中村 香央里

  テクノベート経営研究所

  ・2022年02月04日

  今週の5選です！
  夢のエネルギー、核融合に取り組む京都フュージョニアリングの長尾代表にお話を聞きました。ちょうど1年前にはたった3人の社員が現在は35人に組織拡大し、海外からの受注もかなり増えたとのこと。急成長しているDeepTechのひとつです。
  核融合という新しい領域を切り開きながら、行き場のなくなりそうな日本のものづくり技術を活用。「日本の技術で世界に勝てる産業を作りたい」と熱い想いを聞き感動しました。
  
  NYTのWordle買収には驚きました。昨年10月に一般公開され人気急上昇したゲームWordleをリリース3か月で買収。本当に動きが速い。
• 佐藤 元則

  NCB Lab. 代表

  ・2022年02月04日

  核融合の京都フュージョニアリングには期待です。2025年の実験炉完成も見えてきたとのこと。化石燃料に依存しない社会を構築できれば、クリーンな地球が取り戻せるとともに、原油価格の上昇によるインフレを抑制できます。
• 大前 敬祥

  ITER Chief Strategist (首席戦略官)

  ・2022年02月04日

  核融合を特集頂きありがとうございます。
  
  核融合はもはや夢ではなく、計画になっています。日本における核融合専業のスタートアップも三社となり、同じ目標へ向かう同志として切磋琢磨しています。
  
  世界に目を向けるとこの5年でフレッシュなプライベートマネーは数千億以上集まっています。
  
  既存プレーヤーまで合わせると、既に一つの大きな産業規模になっていると言えます。