ブラックベリー株急伸、中国レノボの買収提案報道で

［トロント　２０日　ロイター］ - ２０日中盤の米株式市場で、カナダのスマートフォン（多機能携帯電話）メーカー、ブラックベリー<BB.TO><BBRY.O>の米市場上場株が７％超急伸している。

中国パソコン（ＰＣ）大手レノボ・グループ（聯想集団）<0992.HK>がブラックベリーに対し買収を提案する可能性があるとの報道が追い風となっている。

ニュースサイト、ベンジンガは関係筋の話として、レノボが週内にも、ブラックベリーに対し１株１５ドルの買収案を提示すると報じた。

レノボ、ブラックベリーともに、うわさや憶測にはコメントしないとした。

レノボ幹部はこれまで、携帯事業を強化するため、ブラックベリーに関心があるとの考えを示しており、以前からレノボによるブラックベリー買収のうわさは度々出ている。

コメント

注目のコメント

• 梅田 優祐

  レノボが週内にも、ブラックベリーに対し１株１５ドル（約8500億円）の買収案を提示するとの事。今の株価が約9.5ドル（約5400億円）なので結構プレミアム乗せますね。やっぱり動くんだ。何が狙いなんだろう。
• 山下 良一

  電子材料メーカー 顧問

  ・2014年10月21日

  現在のブラックベリーの強みは、セキュアな企業向けネットワークサービスだと聞いている。レノボは、それを軸にIBMから買収したサーバ・ノートPC、Googleから買収したモトローラのスマホ・タブレットを絡めて、法人向けソリューションを強化するのではと、素人目には見ている。
• Kato Jun

  ユーザベース SPEEDAアナリスト

  ・2014年10月21日

  去年「カナダのバフェット」と呼ばれるWatsa氏率いるFairfax Capitalによる買収話が出たときは、一株9ドルだった。それより大分高い15ドル（こういう時に、検索機能が助かる！）。なお、その時もLenovoは買収候補の一社として、デューデリまで行ってた。他にサーベラスとかも候補で出てた。
  前回は、外資アレルギー、特に中国アレルギーが強かった印象。今回はどうなるだろう？