「銀行多すぎ」の日本、デジタルバンクが風穴を開けるはず
日本経済新聞
144Picks
コメント
注目のコメント
野崎先生が仰っているように、問題は預貸率の低迷です。それ自体はマクロ経済環境に規定されるものであるため、結局、「日本経済の調子が悪いので銀行(貸出)の出番があまりありません」ということになります。
一方、銀行本来の機能は「経済における資金過不足を均すこと」ですから、貸出は民間部門に対して低迷していても、これを穴埋めしようとする政府部門に対しては堅調です。政府部門に対する貸出は要するに銀行部門の国債購入です。「銀行の本業は貸出。国債購入はけしからん」というありがちな誤解は長年放置されていますが、資金循環上は至極普通のことが起きているだけでもあります。米国は、FDICに登録している地銀(コミュニティバンク)が5000弱ある。日本も、信用金庫など含めて、地域金融機関は地銀に限らない。
なのでこういう議論は銀行数だけしても…と思う。