6G無人化、日米連携し国際標準 企業連合で中国に対抗
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注目のコメント
「原子時計は自動運転車やドローンに搭載すれば、人工衛星をつかった全地球測位システム(GPS)のようにモノの位置や時刻を遠隔から正確に把握できるようになる。」
誤解する人がいるといけないので補足します。原子時計に距離計測の機能があるわけではありません。距離計測には6Gの電波を利用します。丁度自動運転で多用されるLIDARと同様に、端末から発射される電波を利用し、物体にあたって戻ってくるまでの時間を使って距離を計算します。自分と物体の距離だけを知るだけだったら必要ないのですが、互いの位置を高精度に知りたいときに必要になるのが超高精度な時計です。
原子時計が必要な点は、いまのGPSとほぼ同じです。蛇足ですが、GPS用の衛星は超高速で地球の周りを回っているので、難解なことで有名な相対性理論を使って時刻補正をしてあげる必要があります。
6Gの電波で世界を認知 “センサーレス”でセンシングの時代へ
https://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/8486/Default.aspx
GPSにも影響する「一般相対性理論」の”時空の歪み”。遠方の星でも確認される!
https://nazology.net/archives/722136Gによる超高速通信と原子時計による正確な測位によって、数センチ単位での“リアルタイム”な“正確な位置”をコントロールすることを目指しているとのこと。
GPSによるカーナビを想像すると(まぁ大体数メートルは合ってるかな)くらいな感じなので、それで自動運転なんかは怖いな〜と想像しやすいですね。
JAXAの「今いる場所が分かる測位とは」https://cutt.ly/mOaiHf2 を、合わせて読むと分かりやすいです。
「※地上の受信機に内蔵されている時計が正確であれば、3つの人工衛星で自分の位置を特定できますが、受信機の時計はわずかに誤差があるので、正確な時刻を求めるためにはさらにもう1機の人工衛星の情報が必要です」と記載の通り、時刻の正確性がどれほど大切かが分かります。「無線双方向時刻比較技術」のための「原子時計」.
https://www.nict.go.jp/publication/shuppan/kihou-journal/houkoku65-2_HTML/2019S-06-01(05-01).pdf