• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

コロナ飲み薬の承認勧告、EU初 米ファイザー製

33
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


注目のコメント

  • badge
    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    パクスロビドは、米国では日本で承認されているモルヌピラビルよりも優先して用いるよう推奨されている飲み薬の新型コロナ治療薬です。

    発症から5日以内に投与される必要があり、開始するタイミングは早ければ早いほど良いと考えられています。この薬剤の有効性は、ワクチン「未接種」の方のみを対象とした臨床試験で示されており、COVIDによる入院や死亡を約90%減少と高い効果が示されています。

    ただし、その後報告されたワクチン接種後の患者を含めた臨床試験の中間報告では、十分な差を示すことができておらず、ワクチン接種後の患者の多い日本では、必ずしもゲームチェンジャーと呼べるような存在になれるかは未知数なところもあります。

    また、主に持病のある方に用いられることになりますが、さまざまな薬と相互作用を示す可能性が指摘されており、常用薬のある方は服用にあたって、必ず薬剤師などと丁寧に相互作用がないことを確認する必要があります。

    オミクロンの影響という点では、あまりこの薬剤の有効性に影響はないものと考えられています。


  • badge
    専修大学 商学部教授

    ファイザー社製抗ウイルス薬「パクスロビド」は、米国、イスラエル、英国、カナダで承認または緊急使用認可、EUは専門家勧告、日本等で審査中です。剤形は錠剤、医師の診断に基づく処方が必須で、適応はかなり限定されています。米国では「軽度から中程度の新型コロナ感染症患者で、既往症などがあり重症化リスクの高い12歳以上が対象、発症してから5日以内の服用が必要」と規定されています。

    試験成績は次の通りです。ワクチン未接種の成人1219人を対象とし、症状が現れてから3日ないし5日以内に服用を開始、5日間治療を行っています。発症から3日以内に服用を開始した患者の成績は、入院に至ったのはわずか0.8%で死者はおらず、同じ期間にプラセボ(偽薬)を服用した患者の7%はその後、入院あるいは死亡したとのことで、この場合の有効率は、(1-(0.008/0.07))×100=88.6%となります。発症後5日以内に治療を開始した場合も同様の結果とのことです。

    この医薬品の開発時の投与対象が「ワクチン未接種」という点については、当時の臨床試験のデザインが、現在の主な投与対象に合っていません。研究開発開始当時は、ワクチンの未接種者割合は今よりはるかに多く、未接種な状態で重篤・死亡に至るケースが多かったため、その方への緊急退避的な使用が想定されていたはずです。また当時、ワクチン2回接種で感染率は大幅に抑制できるはずでしたが、オミクロン株への変異で環境が変わりました。

    ワクチンの非接種者に投与するわけですから、当然のように抗ウイルス薬投与群で極めて高い効果が出ています。「無作為で選ばれたプラセボ投与群で死亡者が増加」したことから臨床試験は途中で打ち切られています。短縮するのは「プラセボの不利益」がある時点で明らかな場合、これ以上継続させないという倫理上の配慮によります。(確認前は実薬が有効かははっきりせず、実薬側に強い副作用による死亡例が出るケースなども想定されるため、試験で確認されるまでは実薬群に利益があると言えない前提で開始されます)

    このような試験デザインですので、実証主義の医薬品許認可の制度に基づけば、検討されていない「ワクチン接種者に対して投与してもよい」と判断されることは異例ですが、実態をみて判断されたのだと思います。しかし信頼性の高い臨床成績はいまだ検討中とみてよいと思います。


  • この薬で助かる人がいることは、素直に良いことだと思っています。

    しかし、まあ、何と言いますか…米ファイザーは、ほんまに笑いが止まらん気がする。


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか