2022/1/31

【人事】日本電産、ソニーから「半導体のキーマン」をスカウト

NewsPicks編集部 記者
「ナンバーワンを狙うには、ここまで体制を作らなければいけない」(永守重信会長)
EV(電気自動車)の駆動用モーターで世界一を目指すべく、日本電産が新たな一手を繰り出した。半導体の内製化に向けて、ソニーからキーマンをスカウトしてきたのだ。
この人事が発表されたのは、第3四半期の決算発表が行われた1月26日。
後継者である関潤社長へのバトンタッチの進捗状況に注目が集まっていただけに、予期せぬ人物の参画は業界で驚きを以て受け止められた。
NewsPicksでも以前から取り上げているこの人物は、日本電産が競争力を高める鍵となりそうだ。
永守会長は、なぜ今「半導体のキーマン」を連れてきたのか。人事から、日本電産の戦略を読み解く。
INDEX
  • 「半導体不足」に苦戦
  • バトンタッチは、順調?
  • 車載半導体のエース、参画
  • 半導体は「最後のピース」