【独占翻訳】ビル・ゲイツ、再エネ、原発、テクノロジーを語る
- ①ムーアの法則は通用しない
- ②原発をやる、たった1つの理由
- ③グリーンテックの全貌を押さえる
- ④ベゾスとマスクのこと
- ⑤ロビー活動は、大事だと気づいた
- ⑥もしゲイツが政府ワクチン担当なら
- ⑦次の備えは、まだできていない
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第二回に登場してもらうのは、ビル・ゲイツです。かつての「テック界のダース・ベイダー」も今は昔。パンデミックへの警鐘から、気候変動までを語らせる上で右に出る者はなかなかいないでしょう。
古くからの知り合いであるカラさんだからこそ引き出せた痛快なやりとりを、そのままお届けします。ゲイツがなぜ気候変動に関心を持ったのか。そして、グリーンテックの地図を丁寧に紐解いています。
雑感になるが…元々携わったソフト・ネットの世界との対比から考えていくと、色々面白い。
ゲイツ氏は1955年生まれ。そして2000年、44歳の時にバルマー氏にCEOを譲り、52歳の2008年に財団の活動にフォーカスを移した。一種、早い時期に、変化が早い産業でその産業としての強さも、また経営の意思決定を多くして「鍛えられた」。そしてそこで経験・富・信頼を得た(信頼は冒頭でもダースベイダーやイメチェンの話があるが、どちらかというと財団シフトしてからか…あと公開は2021年2月で、離婚は2021年5月)。
そして、人生の前半2/3で得たものを、残りの1/3の人生で、時間軸が長く変化が少なかった領域を大胆に変化させるために思いっきり活用している。
下記にCarlyleがなぜスタートアップ投資に参入したかという記事がある。全く別の話のように見えて個人的にはつながっていて、以前は産業として成熟をしていないところがハイリスク領域だった。
今は成熟しているところをどう変えていくかが、社会課題としても大きく時間もかかるので、ハイリスク。規模も大きくなってきて、時間が従来のVCの時間軸より長くなってきたから、PEとVCが交差してきた。
そして、より時間軸が長いうえに資金が必要なところは、ゲイツ氏の財団などが入ってきている構造。でもそれができるのも人生の早いうちに、富を得て意思決定や社会にどう受容されるかを、鍛えられるから。
ザッカーバーグ氏への言及もあるが、現在37歳。そのうち経営から離れるだろうか?
https://newspicks.com/news/6281367
ビル・ゲイツが昨年出した著書『地球の未来のため僕が決断したこと』は最近読み終えたばかりで、このインタビューもタイムリーでした。本書のキーワードはなんと言っても「グリーンプレミアム」です(この記事でも解説されていますね)。そのグリーンプレミアムを下げる手段として、技術がブレイクスルーしていくこと、そして、政府や自治体の介入、が挙げられていました。技術の進歩により、太陽光パネルが安くなったり、政策によってグリーンテックへ補助金を与えたり(逆に気候変動に取り組んでいない企業へは負荷を与えたり)していくことが大事だと。
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