ファストリ、中途人材に年収最大10億円 IT大手と競う
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なかなかインパクトがある数字
ただ、気になるのはトップオブトップより、普通の優秀なエンジニアをどの水準で採るのか
やはり800万円なのか、1500万円なのか、3000万も出すのか
他の職種とのバランス含め、どうするのがよいのかはどの会社でも悩んでいるところと思います新しいデジタルプラットフォームを作れる成功した起業家のようなべき乗則の世界であって、普通の高学歴ハイスペはお呼びでなさそうです。
> 『柳井会長は「コンサルタントや大企業出身者ではなく、新たな価値を生んだり、事業を白紙から考えたりできる人を求める」と指摘。』10 億円の層はさておき、実は普通のエンジニア採用でもファーストリテイリングやトヨタなどの大手企業のプレゼンスが昨今上がってきています。昨年 SNS でも話題になっていましたが、ファーストリテイリングの中途採用ページを見ると、アプリケーションエンジニアで年収レンジは「960 ~ 2010 万円」とインパクトのある数字が出ています。シニアエンジニアが対象と思われますが、これは国内 IT 大手よりも明確に高い水準でしょう。
https://www.fastretailing.com/careers/ja/mid-career/dx/?id=1418
ちなみに IT 関連職種で言うと、職種による年収レンジに結構差があるのが面白い(中途なので全体的に数年以上の経験がある人を想定・職種名は募集名から意訳しています)。
・プロジェクトマネージャ:670 - 1300 万円
・バックエンドエンジニア:960 - 2010 万円
・インフラエンジニア:628 - 1248 万円
・セキュリティエンジニア:580 - 1392 万円
・システムアーキテクト:1248 - 2010 万円
・エンジニアリーダー:960 - 2010 万円
・テクニカルプロダクトマネージャ:628 - 1230 万円
・データサイエンティスト:580 - 1086 万円
・データサイエンティストリーダー:1104 - 2010 万円
・UI/UX デザイナー:580 - 1300 万円
一昔前はエンジニアよりプロジェクトマネージャや TPM など上流人材の方が報酬が高いのが当たり前でしたが、今ではすっかり逆転しましたね。デザイナーも、エンジニアと比べるとかなり差がある。世の中のデジタル化がどんどん進んできた中で、ポジションに制限がある上流工程より、実際に開発するエンジニアの方が需要が高く供給が全く足りていない昨今の市場を明確に反映しているなと思います。
ちなみに、特にどの会社でも不足しているのはバックエンドエンジニアだと思うのですが、意外とエンジニアの中での人気は機械学習・フロントエンドなどの専門職種に偏りがちで、ますます需給バランスが崩れているのも最近のモメンタムだなと思います。
※ ところでモバイルアプリやフロントエンドのエンジニア募集がないのは、UI の実装を外注しているからなのだろうか。