2022/1/16
【GO三浦】電博は、トランスフォーメーションできるのか?
株式会社GO 代表取締役 PR/CreativeDirector
広告ビジネスの進化を提示し続けるThe Breakthrough Company GO代表の三浦崇宏氏。NewsPicksにおける広告業界予測も今年で4回目を迎える。
コロナ禍という誰も予測しえない変化の時だからこそ、どこにもおもねることなく未来を射抜く彼の言葉の説得力は増している。果たして、GO三浦は、2022年の景色をどう見通しているのか?
渾身の1万字で、お届けする。
- 過去予測は、合っているのか?
- DX拡張期の広告価値
- 2022年の広告業界、3つのポイント
- エース級が独立し、若手が台頭する
- クリエイティブはPLからBSへ
- 広告クリエイターが企業内部へ
- ブランディング・バイアウト
- 新しいものをつくろう
三浦 年明け恒例の広告業界のトレンド予測だ。
4年目ともなると、想像以上に多くの方々に目を通していただいているようで、大手広告会社の経営層の方々も「三浦の年頭所感によると」などと話のタネにしてくれているらしい。ありがたいことだ。
バカなことばっかり言ってすみませんね。今年も、大手に依存せず独立資本で経営できているからこその、どこにも忖度のない、正直な、それでいて希望のある見通しを語ろう。
いつも通り、過去の予測の検証から始める。ただし、毎年恒例のこのコラム、短期的な予測ではない。一過性のムーブメントもあれば、中長期的に徐々に浸透していく変化もある。そのため当然、過去の予測は、今まさに進行中の変化を言い当てている。
過去予測は、合っているのか?
まずは、2年前、2020年の予測を見てみよう。
① 「クリエイティブのリーダーは20代へ」
博報堂、電通、ADK、サイバーエージェント……各社のWebサイトで紹介されているキーパーソンで明らかに20代や30代が増えた。