【伊藤穰一】Web3は、日本にチャンスがある
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インターネットの時代になって無駄だと切り捨てられた日本人のおもてなし精神や遠回しな表現などは、もしかするとweb3時代には強みになるかもしれません。UI、便利さを追求したweb2.0以前に比較すると、UX、体験に大きくウエイトが移動するのがweb3の印象。メタバースの音楽LIVEに『出待ち』の概念を入れたり、映画を見た後の帰り道を長く設計して、友人と語らせるなどの仕掛けは、音楽を聴く、映画を見るという目的への一本道へのCVRを落とすノイズと見るか、新たな価値とみるか。侘び寂びのような『価値ある無駄な取り組み』を発想できるのは、日本人の強みとなって顕在化することを期待してます。
黎明期からインターネットに関わってこられ、カルチャーへの造詣も深い伊藤穰一氏に、Web3.0について広く語っていただきました。
今回の特集全体を通して描かれたWeb3.0の世界観にワクワクされている方は多いのではないしょうか。伊藤さんのお話を聞いていても、非中央集権的なコミュニティの誕生にはさまざまな可能性を感じます。
一方で、理想とは逆方向に働く力があることも事実です。結局Web3.0も新たな金儲けの戦場と化ししまう可能性も否定できません。
伊藤氏は自身のポッドキャスト( https://joi.ito.com/podcast/ ) でも「ゴールが変わらなければ技術的な変化があっても社会は変わらない」というお話をされてしました。我々が資本主義とどう向き合っていくべきかという議論は、やはりこの文脈においても非常に重要であると感じます。
Web3.0に対する期待感は、多くの人がそのオープンでフラットな世界観に魅了され憧れていることの表れであると思います。私も魅了されている一人です。そのような魅力的な理想を持ったWeb3.0が今後どのように社会に溶け込んでゆくのか、引き続き注目していきたいと思います。希望と失望が入り混じるインタビュー。インターネットが90年代にビジネス化した時も、00年代にWeb2.0で騒いだ時も、青い規模が論じられてはその後失敗した分散化、民主化。今回こそはと言っているが今のところ悪い予兆があると。結局のところ何をどうしょうが資本主義、市場経済である限り分散化や民主化というのは幻想なのかもしれないと思わされるJoiさんの言論は重く響く。