新興国は米利上げ加速に備えを、資本流出や通貨安の恐れ=IMF
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過去、先進国の正常化局面では必ず起きてきた「成長痛」のようなものだと私は表現することにしていますが、新興国からすれば望まぬ利上げを自傷行為のように強いられる中で資源高も重なるという状況にあり、過去の経験と比べても深手を負う可能性はあります。過去の経験に照らしても予測可能性高く発生しそうなイベントであることからこのような情報発信をIMFはしているものと考えられます。
確かに新興国のクロスボーダー借入の6割以上がドル建てで、かつ、借入額は史上最大に膨張しています。IMFの警告は至極当然。
一方、過去10年で、主要国通貨以外の借入(恐らく人民元)が急増しています。今回の米国の利上げを機に、金融面で新興国の中国依存が高まる可能性もあるかと注目しています。