NYタイムズ、米スポーツ専門サイトを買収へ-約640億円で合意
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NYタイムズは10年前には瀕死の状態で先行きが危ぶまれましたが、その際にとった戦略がジャーナリズムへの資源の集中。周辺事業を売却して、その資金を自分たちの一番の強みであり、商品であるジャーナリズムの人材獲得やプロダクト開発に注ぎ込みました。アスレティック買収もその流れで一貫してますね。スポーツジャーナリズムの面での課金読者を増やすには最も手っ取り早い。
注目のコメント
オールドメディアの中では非常に積極的にDXを進めていたNYタイムズだからこその経営判断ですね。日本でも朝日新聞がネットニュースサイトに手を出してますけど評価はどうなんでしょうか。ハフィントンポストは朝日色に染まってしまった感じで、読む気がなくなりましたし。
ところで米国ではのれん代の焼却ってどんな仕組みになってるんだろう。メディアの生き残り戦略としては、当然の流れなのでしょう。ただ、私は今ひとつ胸に落ちません。グーグルがユーチューブを、フェイスブックがインスタグラムを賠償したことによって、失われたものがたくさんあります。とりわけジャーナリズムは寡占ではなく、分散型で多様であるべきものです。地方のメディア、ニッチなバーティカルメディアも、買収ではなくきちんと自律して生きていけるのが理想の姿だと思います。
たった6年のスタートアップを名門メディアが買う。ドットコムバブル時代のAOLとタイムワーナーの合併を思い出します(失敗するという意味ではないです、念の為)。日本の新聞・テレビを含めたオールドメディアはぜひ参考にするべきと思います。