クレディ・スイス、ソフトバンクGに文書引き渡しを要請-訴訟も準備
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過去Pick通じて、ソフトバンクG、グリーンシル、Katerra、CSの関係や推移。
Katerraは、元々経営が厳しかった。そして2020年12月に2億ドルをソフトバンクGが追加投資した。ここは本記事での『「2020年遅くにカテラの債務再編を画策」し、両社はグリーンシルとともに「カテラの売掛債権を帳消しにすることで不適切に合意し、クレディ・スイスに支払われるはずの残額は免除されることになったとされる」』という部分とタイミングが近く、また結局半年後に破綻することになるが、この時点で追加投資したことが気になっている。
【ソフトバンク、米カテラ救済へ2億ドル追加投資】(2020年12月)
https://newspicks.com/news/5504017
では、グリーンシルとKaterraはどう絡んでいたのか?
グリーンシルは売上債権を担保に融資を手掛けていた。ソフトバンクGから投資を受ける一方、ソフトバンクGの投資先(SVF含む)の多くにそのサービスを提供。グループシナジーともいえる一方で、ソフトバンクG以外のステークホルダーが多い中で、リスクリターンなどが適切にコントロールされていたか。
【ソフトバンクG孫氏の「マネーガイ」、グリーンシル氏は英雄から転落】(2021年4月)
https://newspicks.com/news/5730715
グリーンシルなどの件を経て、CSはソフトバンクGとの関係を断ち始めている。提訴準備は半年以上前から報道されている。
【クレディSがソフトバンクG提訴準備、グリーンシル破綻で-報道】(2021年6月)
https://newspicks.com/news/5900757
【クレディ・スイスがリスク圧縮、一連の不祥事で人材流出】(2021年5月)
https://newspicks.com/news/5889300
なお、こういった大規模損失案件ではアルアルだが、Credit Suisse内部でも一連の取引(あとArchegosでも)への警笛を鳴らす声はあったが無視されていた。
【Credit Suisse Ignored Warnings Before Archegos and Greensill Imploded】(2021年4月)
https://newspicks.com/news/5751276破綻したグリーンシル・キャピタルに絡む問題が大きくなっています。米新興建設会社カテラとソフトバンク、グリーンシルの3社が、カテラの債務再編を画策し、売掛債権を帳消しにすることで不適切に合意。クレディ・スイスに支払われるはずの残額が免除されてしまったとのこと。
誰が悪いのかはわかりませんが、マネーゲームに乗って儲けようと思った時点で、正当性の主張はむずかしい。SBにとっては大きなイメージダウンです。もちろんクレディ・スイスも。