2022/1/2

【松岡陽子】グーグルX共同創業者が描く、人らしさとAI

NewsPicks ジャーナリスト
アメリカで「天才賞」受賞歴を持つ日本人天才エンジニアが静かに再始動した。
その名は松岡陽子。「Yoky(ヨーキー)」の愛称で知られるこの人物は、カーネギー・メロン大学などでロボット工学の教授を務め、グーグルの研究開発部門「グーグルX」創立に参加した。
ネストのCTO(最高技術責任者)や、グーグルのVice President(副社長)となった後、2019年秋、松岡氏はパナソニックに電撃転籍した。
それから2年あまり。
満を持して立ち上げたのが、女性の暮らしを支援するサービス「Yohana(ヨハナ)」だ。利用者に代わって、AIとアシスタントが病院の予約、プレゼントの手配などを代行してくれる。
しかも、このYohana。松岡が見いだした人間とAIそれぞれの可能性を引き出すものになっているのだ。そこで今回、次の10年でAIがいかに暮らしに貢献できるか、本人に聞いた。
INDEX
  • 家電ではなく、サービスから
  • 置き去りにされた悩み
  • AIは陰でサポート
  • AIで「スーパーヒューマン」にする
  • 大企業は「サイロ化」する
  • クオリティよりもノベルティ

家電ではなく、サービスから