ファイザーとメルクのコロナ経口薬、FDAは今週承認へ-関係者
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特にファイザーの経口薬については、臨床試験の範囲内ではという条件付きですが、非常に良い成績を収めているため、現場の期待感は高まっています。
ただし、本日の私の医療機関のミーティングによると、仮に緊急使用許可となったとしても、供給がしばらく追いつかないとのことで、重症化リスクの極めて高い層に限定して使用することになりそうです。
米国ではすでに感染者の8割程度がオミクロンに置き換わり、これまで活躍してきたモノクローナル抗体製剤のほとんどが無効となってしまいました。このため、経口薬への期待はますます高まっています。
ただし、ワクチンの重症化予防に対する効果はオミクロンに対しても維持されているというのが大方の予想であり、ワクチンが十分広がっている日本では、さらなるブースターの広がりもあれば、この薬の利用価値は(良い意味で)大きく下がるかもしれません。ついにコロナ経口薬がでるのですね。
しかし、私のいるフィリピンでは高くて一部の富裕層しか使えそうにありません。
なんとか発展途上国でもこの薬が使える仕組みが作れないでしょうか。
嬉しいニュースですが複雑な気持ちになります。二つの経口薬が承認される見込みということで、これは大変喜ばしいことです。オミクロン株の感染が増える中、コロナ対策の手段が増えることは、医療現場に取って朗報でしょう。
ただし、メルクのモルヌピラビルの方は、核酸に類似した化合物であり、催奇形性の可能性があり、注意して使用する必要があります。
また、どちらの薬でも、投与後ウイルスを減らしきれないうちに、未感染者に飛沫が飛ぶなどすれば、耐性ウイルスが広がるリスクは存在します。
そのリスクを避けるには、隔離、服薬の徹底、異なる作用メカニズムの薬を組み合わせるなどの対策が必要でしょう。