オミクロン株濃厚接触者「14日間施設待機に」 岸田首相会見
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他の先進国にはあまり見られないレベルの日本の厳格な水際対策は、オミクロンの広がりを遅くするのに効果を示している可能性が高いと思います。
ただし、これはあくまで「遅くする」だけという認識は重要であり、ここで述べられているように、この時間を使って、ブースター接種の拡大と治療薬の審査を急ぐことが重要になると思います。
少なくともワクチンの2回目接種から半年が経過した人にブースター接種が必要なことは、他の先進国でのオミクロンの広がりのスピードからほぼ明らかとなりました。ここが次の重要なステップとなるでしょう。水際対策の停留と別に、都道府県で確保した宿泊療養施設用のホテルがあるはず。感染者が少なく稼働できていないので、それが使えるのでは。むしろボトルネックは、保健所ではないか。連日、保健所は濃厚接触者の追跡や、ホテルや移動の確保に追われて激務のようだ。
こうしたオペレーションを仕切るためにも、健康危機管理の司令塔はやっぱり重要。内閣官房に健康危機管理局/室を新設し、防災や防衛など危機管理オペレーションのプロも集めて総合調整すべきだろう。現在、せいぜい1日数千人の帰国者のうちの一部をホテル隔離するだけで、施設が足りずに成田から名古屋まで飛ばすとか大変なことになっているのに、現実的な措置とは思えません。
まだ重症化レベルのデータが足りず完全とはいきませんが、オミクロンに関する情報はかなりそろってきています。すでに市中感染しているという前提での対策に切り替える時期と思います。