中村屋と工場係長書類送検 外国人不法就労助長疑い
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人手不足を象徴する事件ですね。日経の報道によると、工場係長は「人材不足解消のため働かせてしまった」と容疑を認めている、とのことです。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE171IM0X11C21A2000000/
ネパール人男性6人の在留資格は「技術・人文知識・国際業務」。法務省 出入国在留管理庁によると、この資格での業務の該当例は、「機械工学等の技術者,通訳,デザイナー,私企業の語学教師など」ということです。
https://www.moj.go.jp/isa/applications/procedures/nyuukokukanri07_00089.html
在留資格と異なる業務には就くことができない、という運用が崩れているのだと思います。外国からの人材受け入れについて、現状を踏まえた運用がされるべきと思います。被害者の多くが外国人であることから、課題解決が先送りになっていますが、日本のイメージを損ねるのは、長期的に大きなツケとなるはずです。先行きが本当に心配です。在留資格外での不法就労ということは、入管難民法第73条の2第1項違反でしょうね。
ちなみに、就労可能な在留資格がある場合であっても、ハローワークへの届出義務があり、これに違反した場合は、30万円以下の罰金が科されます(※)。
意外と対応していないことが多いので、ご注意ください。
※ https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/gaikokujin/todokede/index.html警視庁は17日、ネパール人を在留資格外の工場作業員として働かせ、不法就労を助長したとして、カレーや和洋菓子の老舗として知られる「中村屋」の男性社員と法人としての同社を、入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで書類送検したとのことです。